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LILIUM

趣味の記録保管庫

葉っぱのフレディ-いのちの旅-

Books

レオ・バスカーリア作みらいなな訳『葉っぱのフレディ-いのちの旅-』の感想です

葉っぱのフレディ―いのちの旅

葉っぱのフレディ―いのちの旅

 

 ※核心には触れませんが多少のネタバレを含みます

 

レオ・バスカーリアって哲学者なんですね

生涯ただ一冊の絵本だそうです

 

 

葉っぱのフレディが生まれてから死ぬまでの間ですね

 

葉っぱはどれも似ているけど、ひとつとして同じ葉っぱはない

紅葉する時もどれも違う色になります

 

一緒に生まれた、同じ木の、同じ枝の、どれも同じ葉っぱなのに、

どうして色が違うのか

フレディの親友で物知りなダニエルの

「なにひとつ同じ経験はないんだ」という言葉が好きです

 

人間も生まれた時は似たようなものですが、

環境によって形成されていく性格は見事にバラバラですよね

 

 

いよいよ最期を迎えるフレディ

その一生にはどういう意味があったのか

 

この問いに明確な答えはありませんでした

 

よく働き、遊び、友人に恵まれ、人の為にサービスし、時の移ろいを楽しんだ

それはどんなに幸せなことか

 

うーん…宗教的ですね

考えるな感じろ

 

「大自然の設計図は寸分の狂いもなく“いのち”を変化させつづけているのです」

 

いのちがいのちを繋いで、それが延々と続いていく

そのうちのひとつにすぎない自分はなんてちっぽけなんでしょう

それでも生きているのは何故なんでしょうね

 

 

私の知り合いに何かを残して成し遂げないと

生きている意味はないんじゃないかという考えの方がいました

非生産的に生きていて、じゃあ結局なんの為に生まれてきたのかと言っていました

いや知らねーよって思いましたね

でもどんな形であれ人生を充実させることは大事なんじゃないかなと

それが私にとってはオタク趣味なわけですが……

 

 

 

作者からのメッセージが気に入っているので引用したいと思います

 

この絵本を

死別の悲しみに直面した子供たちと 

死について的確な説明ができない大人たち

死と無縁のように青春を謳歌している若者たち 

そして編集者バーバラ・スラックへ 贈ります。

ぼくは一本の木であり バーバラはこの十年間かけがえのない葉っぱでした。

 

 

「死」を思うって難しいですよね