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LILIUM

趣味の記録保管庫

悪の教典 下巻

Books

貴志祐介著『悪の教典 下』の感想です 

悪の教典(上) (文春文庫)

悪の教典(上) (文春文庫)

 

 

 ※核心には触れませんが多少のネタバレを含みます

 

 

清々しいまでにみんな死んでくな!

 

蓮実の過去も書かれていました

まぁ昔っから平気で両親も恩師も殺してたわけですが

 

勤めてた海外企業で自分よりも立場が上の人間に圧力をかけられて

入国禁止になってしまったのには吃驚です

蓮実は根に持つタイプなんでしょうか

いつかあいつを殺してやると今でも思っているそうです

 

 

クラスメイト皆殺し計画は淡々ってわけでもないですが

これといった盛り上がりもなく次々死んでいくので

結末だけが気になりましたね

 

そういった意味ではスラスラ読めました

 

 

他者に共感できない蓮実の視点で描かれているのが好きです

え?そういう感想なの?は?そう考えちゃうの??みたいな驚きが楽しかった

しかもその思考に理由付けしたとしても至極当然でしょ?みたいなね

いや殺すなよwwwみたいな

 

上巻は殺すにも色んなこと考えて綿密だった記憶があるんですが、

下巻は最初の殺しからなんかドジっ子発揮しててあれぇ?って思った

蓮実にしては隙が多過ぎるんじゃないかなと

キャラがぶれてたように感じました

 

蓮実が唯一殺そうと思っても殺せなかった人間、

殺そうとしてるのに身体が躊躇してしまう人間

その2人の女性が

彼が唯一まともな思考と共感できるチャンスだったかもしれないですね