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LILIUM

趣味の記録保管庫

ヒトリシズカ

Books

誉田哲也著『ヒトリシズカの感想です

ヒトリシズカ (双葉文庫) ヒトリシズカ (双葉文庫)
(2012/12/21)
誉田哲也

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※核心には触れませんが多少のネタバレを含みます

 

ヒトリシズカって花の名前ですね

主人公はシズカです

最初の印象はドラマでやれですね

なんだろう、小説でまで読もうと思えなかった、読んだけど

 

シズカを中心に章ごと複数人の視点で描こうという意図はわかる

そうやってシズカを掘り下げようとしたのかなと思うんだけど

なんか、え?結局シズカって何だったの?みたいな

あとその章ごとに人物が変わるなら、そのキャラをもっと魅力的にしてほしかった

人としての魅力を感じないから再登場しても思い出せなかったり

特に私は人物名覚えるのが超苦手ですから

 

時間描写があまりない気がして時系列が分かり難い

だからあの章とこの章がこう繋がるのかという発見みたいなワクワク感がなかった

シズカの抱えてた重い重いものを表現するなら、

それだけ苦しんだ歳月の経過を感じたかったし

最終章に今までのことが繋がってとか、そういった展開はとても好きだし面白いけど

そこまでの過程が残念すぎました

だからドラマでやれってかんじです

ドラマならこの構成を上手く表現できたと思うから

 

それ以外はうんまぁ普通に面白かった

死体の描写というか、残虐さとか冷酷さ

事件の背後にいるシズカの存在が死体のあり方できちんと感じられた

そこに警察が疑問を持って、ひとつの結論へ導かれる

時間経過がもっとわかりやすかったら

シズカの極端な思考とか、魅了する見た目とか

ミステリアスなとこにドキドキしたと思う

読み終わってから印象的なシーンを読み返すと

おおおシズカ…!!ってなるから、やっぱ描写不足なのかと

 

「……あたしは暴力を、否定も、肯定も、しない。

ただ、利用はする。 あたしなりのやり方で、暴力をコントロールする」

この台詞がシズカの全てのように感じました

幼少期のトラウマから幼いながらに至った自分だけの真理

これが行動原理になってるんだなーって

それが最終章でどうなってるかってとこですかね

結局え?あー、うんみたいになったけど