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LILIUM

趣味の記録保管庫

φは壊れたね

Books

森博嗣著『φは壊れたねの感想です

φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE (講談社文庫) φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE (講談社文庫)
(2012/09/28)
森博嗣

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※核心には触れませんが多少のネタバレを含みます

 

 森博嗣、初めて読みました

 

死体の描写はとても好みだったな

異常性っていうのがストレートに伝わってくる

地の文と台詞が思うように頭の中でひとつにならなくて、慣れるまでに苦労しました。

台詞が口語すぎて(特に加部谷ちゃん)吃驚したというのが最初の印象。

その分会話は楽しめました。

 

山吹早月は旧友であり管理人代理をしていた舟本繁樹の家に行きます。

そして舟本が買い物に行っている間に死体を目撃する芸大生、戸川優と白金瑞穂。

死体はYの字に吊られて状態で、部屋は密室。

殺されたのは戸川優と白金瑞穂の友人、町田弘司

戸川優と白金瑞穂に鍵を開けるよう頼まれた山吹くんが死体を目撃し、

大学の後輩たちと自分たちなりに解決にいきます。

 

山吹早月を中心に物語は進むので、てっきり山吹くんが探偵役なのかと思いました

探偵役は別にいましたねー

何より驚いたのが登場人物の誰にも共感できない。

これは面白い感覚でした。

発言から立ち居振る舞い、なんでなんだろう、

山吹くんの視点で物語の大半が進むのに、

自分は映画のスクリーンを見てるような気分でした。

 

あと動機がわからないのも気になったな…私が馬鹿なだけなのか。

いやこれに限っては探偵役個人が納得できる結論であり

「事実」ではなく「推論」だと言われているので

そこは別に物語として不満はありません

それに森博嗣は密室をよく描くみたいですしね(解説で西尾維新が言ってました)、

今回の容疑者や被害者は芸大なので、その芸術性とか異常性とか

そこを踏まえての密室の演出だと思っているので、

そしてそれはこれでもかと伝わったので

とにかく新鮮すぎて(笑)

 

φは壊れたね」というタイトルが最後まで理解できなかったのだけはもやっとする!

山吹くんはエピローグで察してましたけども!

なんですかこれGシリーズ全部読めってことですか!?

でも森博嗣は今後も読んでみようと思える作品でした! 西

之園萌絵と犀川創平は別の本で主人公してるみたいなので読んでみようかな。