読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LILIUM

趣味の記録保管庫

氷菓

Books

米澤穂信著『氷菓の感想です

氷菓 (角川文庫) 氷菓 (角川文庫)
(2001/10/31)
米澤 穂信

商品詳細を見る

※核心には触れませんが多少のネタバレを含みます

 

読みやすい文体だったのはレーベルの影響なのか米澤穂信だからなのか

まぁライトノベルだなという、柔らかい文章でした。

 

主人公、折木奉太郎

ヒロイン、千反田える

奉太郎の旧友、福部里志

里志のことが好きな、伊原摩耶花

メインはこの4人ですかね

 

奉太郎の姉、折木供恵さんも奉太郎を動かす要員としては重要な気がします。

高校生活と言えば薔薇色だけど、灰色な日々を送る省エネ主義の奉太郎

お姉さんの手紙をきっかけに古典部に入部します

そこで出会ったのが千反田える

千反田の疑問を解決しながら、自分は薔薇色生活に足を踏み入れていきます

 

もちろんそんな消費しまくる日々は奉太郎の主義に反しているので

ふくちゃんも可笑しく思うわけですが

まぁその点は今後どうなるか期待

 

文集「氷菓」の序文はとても引き込まれた!

常に展開が淡々としてる所為か、静かにぞわっとするというか、

読者に解かせる気はないのか、 謎がスムーズに解決へと進んでいくのも、

さらさら解く気のない私には合ってました

伏線や情報がないといってもいいくらいなので、解けってほうが無理か。

 

千反田は叔父の関谷純が自分に何を話したのかが気になって

奉太郎に手伝いを乞います

あくまで矛盾のない推察を完成させるってのが古典部の趣旨だったので、

当事者が身近にいることが発覚していきなり本当の理由がわかっちゃいます。

あれこれ考えたら身近に答えがあるってもの日常あるあるだと思うわ。

答えもこれといった衝撃はないです。

文字通りの日常ミステリーでとてもよかった!

 

謎は大したことないし、話も盛り上がりなく進んでいくぶん

関谷純の本心が怖くかんじました…

読後感のこの気持ち悪さもすごくいい…

文集氷菓の序文を再度読むと、うわあって…

ああ、人の感情というものはこうも恐ろしいのかと

なんか生々しさを感じたんですよね

 

今まで読んできた謎解きものは、物語があって、

その延長線上に謎があったんですけど、

氷菓は千反田の疑問つまりは謎自体が物語になっていて新鮮でした

千反田の疑問が物語の主軸なので、くだらないと言えばくだらない

誰にでも起こり得るかんじ

本格的なミステリーが読みたい!って人向けではないですね

 

 

面白かった!アニメは見たんですが、小説もいいな

物語として読むなら断然小説派ですね

ただアニメの氷菓はとにかく画面が綺麗で一目惚れしたので

それもやっぱ好きです どっちもオススメです!